FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010.01.26 baby panda
“ねぇ、ねぇ、英語しゃべろうよっ”
“いいよ。”

“いいよ、じゃなくてOKでしょ”
“オッ、OK”

お風呂では英語をしゃべると決めているようで
娘は英語をしゃべりたがります。

もともとは、日本からこっちに来て
まだ英語が出来ない娘が幼稚園で困らないように
と僕がはじめたことで
はじめは“日本語をしゃべる”
と嫌がっていたんですが、
今じゃすっかり娘が気に入っています。

“Are you a tiger?” (トラですか?)
“No, no”(ち、ちがいます)

“But why?” (え、なんで?)
“Well, I like a tiger but I am not a tiger”
(だってトラは好きだけど、パパはトラじゃないよっ)

“You are a tiger, OK?” (パパはトラ、OK?)
“No, I am a human being”(いえいえ、人間ですから。)
  
“Ok, I am a baby panda” (いいけど、わたしは赤ちゃんパンダ。)
“Ok, baby panda. What are you doing?” (わかった、赤ちゃんパンダ。何してるの?)

P1010802_convert_20100126124320.jpg

“I am eating a leaf”(葉っぱ食べてるよ。)
“Ok. Is it good?” (そう、おいしい?)

“木に届けるよ”
“って急に日本語になったな。でも「届ける」、じゃなくて「届く」だよ”

“なんで?”
“なんでって、「届くことができる」というのは「届ける」とは言わないの”

“どうして?”
“どうしても”

“どうしてもってどういう意味?”
“どうしてもって、どうしてもって言う意味っ。届けるとは言わないの。そういうもんなのっ”

“英語しゃべろっ”
“...OK”

“Are you a tiger?” (トラですか?)
“No, no”(ち、ちがいます)

“Are you a panada?” (パンダですか?)
“No, I am a human...”(いえ、人間です…)

んんん、まずいな。
娘の日本語がところどころ変だぞ。

しかし、なんで「届ける」って言わないんだろ。
届くという意味に、できることを表す「れる・られる」をつければ
「届ける」と活用してもいいもんなのに
「手が届ける」とは言わないもんな。

日本語ってわからないもんだな。

こっちの生活に長い人から子供は
だんだん英語の方が口から出るようになるなんて
いわれてましたが、まさかねぇ。

もうちょっと大きくなってくると
漢字かな交じりの日本語の方が億劫になってきて
英語の方が強くなってくるなんていいます。

それはそれで困ったもの。

日本に帰ったときに
日本語ができないで困るわけです。

うちはまだ小さいのでまだ大丈夫とも思いますが
どんどん日本を知らずに大きくなる
お子さんを持つ方は切実な問題ですね。

日本人は英語が下手とかよく言いますが
その理由を勝手に考えてます。

僕の勝手な理屈では
日本人が英語が下手な理由は
日本語が難しすぎるからじゃないかなと思います。

小学校の頃を思い出したとき、
何年たっても漢字の小テストが
終わらないことに気づいたことがあります。

“コレ、切りがないな。”

子供心にそう思いました。

一体いくつ漢字を覚えないといけないの?

中学校になっても、高校になっても
ひたすら漢字の読み書きを覚え、
書き順まで覚えさせられたものです。

でも、そうやって積み重ねていかないと
社会に出たとき新聞も読めない。

日本語の読み書きを習得するまでの間に
脳の容量の大半を使ってしまって
英語のような外国語を覚えるのが
無理になってしまうのではないでしょうか。

逆に、大学になって中国語をやったときは
楽でしたね。発音そのものは難しいけれど、
何より漢字では困らない。

現代の大陸中国語は
日本語の漢字と違う簡体字を使っているけれど
コツをつかめばそんなに困らないです。

アメリカ人が大学に入って急に中国語を勉強したとしても
“中国”って書くことも難しいんじゃないですか。

書けたとしても、子供みたいな字になるでしょう。

その点、日本人は
未知の漢字でも、部首とかから意味は推測できるし、
一回手で書いてみれば、次からは書けるか、
読めるか、少なくとも意味は覚えられる。

英単語だと、未知の単語だとお手上げ。

もちろん、部首に相当する
接頭辞や語尾をみればわかることもありますが、
語源からやろうと思えば、ギリシア語やラテン語の下地が必要になってきます。

日本で中学高校で、漢文やら古典を少しやるように
イギリスなんかだとギリシア語とかラテン語を少しやる学校もあるらしいです。

古代中国文明が生んだ漢文を下敷きにしている日本語と、
古代ギリシア・ローマ文明が生んだ
ギリシア語やラテン語なんかを下敷きにしている英語では
洋の東西が全然違うので
これを頭の中で適宜スイッチできる人の頭の中はどうなっているんでしょう。

“Ok, I am a baby panda” (オーケー、わたしは赤ちゃんパンダ。)

悟りを開いた禅師のような回答をする娘を見て
恐れ入ったのでありました。



英語とは何か。日本語とは何か。探し続ける駐在員にあたたかい応援をっ。



人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
アフィリエイト・SEO対策
Secret

TrackBackURL
→http://takaoinnewyork.blog118.fc2.com/tb.php/359-89d3cd8a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。