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今月は娘と妻、そして僕の誕生日がありました。

娘もいつの間にか5歳。
自分もいつの間にか30歳になりました。

娘には、何か日本的なものがいいかと思い、
“紙芝居”をあげました。

イソップ童話の“ありとキリギリス”の紙芝居です。

アメリカにいると幼稚園でも
紙芝居を見る機会はないでしょう。

マンハッタンの紀伊国屋に売っていたので
思わず買ってしまいました。

旅行で少しお金を使ったので
今年は妻と私の分のプレゼントはなし。

でも娘のバイオリンの先生が
娘にプレゼントをくれました。

CDです。

“一生聴けるものを”

ということで、
フリッツ・クライスラーのCDをいただきました。

Fritz Kreisler Plays KreislerFritz Kreisler Plays Kreisler
(1997/01/14)
Fritz Kreisler、

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“クライスラー以降は、いい音のバイオリニストが見当たらない”
と先生はおっしゃいました。

1975年生まれといいますから
日本でいえば明治生まれ。

クライスラーは
オーストリアのウィーンで生まれたユダヤ人です。

7歳でウィーン高等音楽院に入学して
10歳で首席で卒業したそうです。
パリ高等音楽院を12歳で首席で卒業しているとのこと。

本当の天才ですね。

クライスラーの天才ぶりもすごいですが、
その天才少年を迎え入れるヨーロッパの音楽院もすごい。

日本だったらいくら天才でも
前例がないとか何とか無難なこと言って
入学させないんじゃないかなっと思います。

フランスに移住し、
その後米国に渡りニューヨークで暮らしたそうです。

第一次世界大戦!
に陸軍として参戦しています。

大正時代に来日してるそうです!
船でしょうか。なんともすごいことです。

僕は、クライスラーのオリジナル曲
“Liebesleid”が好きです。



“愛の悲しみ”という邦題がつく曲、
5歳の娘に“愛の悲しみ”というのは
少々早いかも知れませんが
CDをつけると娘がハミングで口ずさみます。

去年の娘のバイオリンの発表会で
18歳のお兄ちゃんがタキシードを着て
この曲を弾いていました。

その様子をホームビデオで撮って家で見ていたので
それで覚えていたのですね。

やっぱり、フリッツ・クライスラーといい
パブロ・カザルスといい
昔の音楽家はすごいです。

録音というのが一生に何度しかなかった時代、
ひとつひとつの録音の機会を本当に大切にしていたんだろうなと思います。

クライスラーは自分でで作曲した曲を、
有名な作曲家の作品で図書館に埋もれていた楽譜を発見して弾いた
とウソをついて発表していました。

クライスラーは、“自分の作品だと飽きられてしまうし、
他のバイオリニストが演奏しにくいから、
過去の作曲家の名前を借りた”と言ったそうです。

“クライスラーは笑う”事件です。

クライスラー作曲でも全然問題ないのにねぇ。

当時のクラシック界では演奏家が作曲者というのは
あまり認められなかったんでしょうか。

今じゃ、“愛の悲しみ”は
バイオリニストのスタンダード曲だと思いますが。

あいかわらず娘は練習嫌いですが
聴く方は好きのようです。

聴くだけでも感性が養われそうな音。

キンキンした音じゃなくて
温か味のある丸い音ですね。

ジャズ好きからクラシック・ファンになろうとしています。

もっともベースの先生のウィルがよく言うのは、
クラシックやジャズやポップやロックというカテゴリー分けは無意味で
単に音楽として、いいかどうかだけ。

彼は演奏によって
いいクラシックもあれば退屈なクラシックもあり、
いいジャズもあれば退屈なジャズもあり、
いいポップもあれば退屈なポップもあり、
いいロックもあれば退屈なロックもあるというだけのことと言います。

今のミュージックシーンは
アメリカも日本も商業主義が強調されすぎて
芸術性が二の次になってはいませんか。

クライスラーの音は
そんなことを教えてくれているようです。



クライスラーとは何か。探し続ける駐在員にあたたかい応援をっ。



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