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2009.10.04 世界一の弦
マンハッタンから郊外への平日の夜の電車の中は
日本人サラリーマンの率が増えるように思います。

駐在員といっても、日系企業に勤務する日本人サラリーマンは
日本人だらけの中で仕事する場合が多いですからね。

駐在員村のアパートでは小さな子供を抱えた奥さんたちが
遅くまで帰ってこないお父さんを待っています。
ニューヨークといえども日本の団地と変わらない姿です。

アメリカ人たちが6時ぐらいの電車で一斉に帰ってくるのに対し、
日本人たちは何でこんなに遅くまで仕事しているのか?
本当にやるべき仕事があるというよりは、帰れない雰囲気があるんだと思います。

自分の仕事は終わったけれど、プロジェクトの仕事は終わってなくて
自分だけ帰りますといえない雰囲気。
「帰ります」といって空気を壊して裏で白い目で見られたり、イジメられないか
なんて考えると帰れやしない。そんな理由が本当のところじゃないですか?
そんな生活に慣れてくると、だんだん会社が人生の居場所になってきて
家にたまに早く帰っても家族の中で浮いちゃうし、
なにも家庭のことなんて考えなくていい会社の方が楽になってくる、
なんてことありませんか?仕事はつらいんだけどだんだんマヒしてくる、
体を壊すか、メンタル面でやられるかしないと気づかないぐらいになってしまう。

太平洋戦争中、日本軍は空気で作戦を遂行したそうです。
明確な作戦があるわけじゃなくても、みんなが頑張っている空気があるから
それを壊さないように自分犠牲をしてしまう。
論理的なものは、理屈をこねるなと切り捨てて
仲間の間の一体感を大事にする。

日本人のいいところでもあるんですね。
和の精神というか。

日本人は、欧米人の個人的能力には勝てなくても
団結力で個人の能力差を補い、チームとして勝利する。
そのためには、プライベートは犠牲にするのが美徳。

1000年を超えるサムライ文化は、簡単には覆りません。

しかし、若い武士が切腹すると、残された家族はどうなるのかを知りません。
残された妻子の生活を保障する社会制度があったのかどうか。

クタクタになるまで仕事をした後の達成感(快感)もあります。
体は疲れているのに頭が覚醒して寝れないような不思議な興奮状態。

バランスは考えないといけません。
この週末は、ウッドベースを修理に出しました。

少しボディにヒビが入っていたのを直してもらって
新しい弦に交換しました。

ベースの先生に薦められたもので
ドイツのThomastik-Infeldという会社の
Spirocore(Weich)という弦です。

gen_spir_cb260.jpg

“世界一の弦だ”

なんて言うから買ってしまいました。

確かにいい音です。
全然別の楽器に生まれ変わったみたいです。
ちょっと弓で触れただけでも、ベースのボディ全体に広がる響き。

何も考えずにただひたすらチェリストのように
ベースを弓で弾くと、仕事の疲れが消えていくようです。



疲れとは何か。探し続ける駐在員にあたたかい応援をっ。



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