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2009.04.02 安全の値段
極東の安全保障が緊迫している。

そう表現すべきでしょうか。

朝鮮半島からの
“人工衛星”の発射が
秒読み段階にあるということで
なんだか毎朝、日経新聞から目を離せない状況です。

それで
駐在先の事務所のアメリカの弁護士たちに
北朝鮮関係の話なんかをすることがあるんですが、

いまいちテポドンのニュースがこちらでは
大きく取り扱われていないようで
あまりピンと来ていない様子。

アメリカ大陸には届かないと思っていらっしゃるのか
全然関心がない人もいますねぇ。

まぁ、ハワイにでも届けば、
ぐらいに思っているんでしょうかね。

よく極東有事の際に
どれほど日米同盟って強いのか
なんていう議論を日本の
政治家やマスコミ、評論家が
テレビで激論しているのを見たことがありますが、

正直、僕の周りのアメリカ人たちは
あまり日米同盟のことを知らなかったりします。

断然、アフガニスタンや
パレスチナの方が関心がありますし
イスラエルとの血の同盟関係の方が強固です。

これだけユダヤ系の方がたくさんいて
政府要人にも多ければ無理もありません。

一方で、日本は経済的には一番重要な
パートナーと思っているみたいで
僕が合ったヨーロッパ人たちよりは
よっぽど知日派が多いように思います。

米国の債務超過。

その債権の大半を握っているのは
日本だということですもんね。

もっとも、2008年に中国が対米債権で
日本を抜いて1位になりました。

それでも日本の外貨準備高は約1兆ドル。

つまり、日本は100兆円ぐらい
の債権があるわけです。

簡単に言えば、
アメリカは日本に
100兆円ぐらい借金しているわけです。

闇金に100兆円も借りてたら
どれだけ追い込まれるか分かりませんね(笑)。

米国の過剰消費を考えると
カードやら消費者金融で
ほとんどの市民が借金しているのと
同じだと思いますけどねぇ。

しかし、あんまり闇金に追い込まれている
アメリカ人って聞いたことがないですねぇ。

大阪ではよく聞きましたが
金融先進国アメリカでは
どうなんでしょう。

闇金が貸せるレベルを超えている
という感じがしますが。

一方、貸している日本の100兆円は
車や家電やらのモノづくりをする
製造業が対米輸出して稼いだものが
大半なんじゃないでしょうか。

戦後の焼け野原以来
中小零細から大企業まで
一丸となって必死に貯めた金です。

でも、ウォール街では
レバレッジとか何とか言って
借りた金を賭けて
デリバディブでギャンプルに興じていた。

そしてついに金融バブルがはじけた。

といえば、表現が過激すぎて
金融業会の方からお叱りを受けるでしょうか。

問題の本質は、
自分に金を貸してくれていた人が、
暴漢に襲われそうになっているとき
果たして体を張って助けるかということだと思います。

イスラエルのように
ある意味血を分けた同胞が
危機に晒されていれば
アメリカは何をしていても助けると思います。

愛する奥さんが襲われているのと同じです。

しかし、金貸しの日本を助けるのか。

金貸しが困っているのは
いい気味だ、なんて思ってませんかねっ。

あるいは、

“助けてもいいけど
借金をチャラにして。”

なんて、僕がアメリカ側の交渉担当だったら言いますね。

一瞬むちゃくちゃに聞こえますが
アメリカの消費が回復しないことには
世界経済、ひいては日本の製造業が
作った製品を買う人もいないことを考えると
あながち無茶でもありませんねぇ。

“100兆円の借金をチャラにすることで
長期的に見れば日本経済も回復するよっ”

なんてオバマがスピーチしたら
そうかもねって全世界が納得するかもしれません。

どうせ、今のアメリカには返せないし
返す気もないんでしょうから。

今すぐ返してもらっても
アメリカ経済がさらに破綻して
日本経済に飛び火するだけですからね。

それより、日本政府は迫りくる
極東の危機に対応する必要があります。

アメリカの軍事技術なしに
ミサイル防衛は成り立ちません。

僕は軍事技術の専門家でも
何でもありませんが、
きっとそうだと思います。

アメリカの置き土産の日本国憲法と
安保条約、在米米軍の擁護の下、
日本は軍事に優先度をおく必要がなかったわけですが
その分アメリカ相手に商売で儲けすぎたのかも知れません。

金融に疎い国民性とか言いながら、
アメリカ相手に金貸しをやっているような状態に
気づいたらなっていたわけです。

80年代以降、
アメリカ企業は特許などの知財を使って
日本企業に取られた利益を回収しようと努力しましたが
さすがに特許で100兆円は回収できませんもんね。

オバマ政権発足後
ヒラリーさんが日本に来たとき
日本政府に何を言いに来たんでしょうか。

極東の安全のために借金帳消し
なんて言いに来たのかも知れません。

テポドンを突きつけ経済援助を迫る北朝鮮か、
ミサイル防衛を逆手に借金帳消しを狙うアメリカか。

いずれにしても安全は金で買う国の論理としては
正しいのかもしれません。



安全保障とは何か。探し続ける駐在員にあたたかい応援をっ。



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